フルタイムワーキングマザーの友達と話して凹んだ話。
先日、15年来の付き合いになる友人と話す機会がありました。
彼女は大学時代の友人。4歳の子どもを持つ、ワーキングマザーです。
育休→時短勤務からフルタイムに戻って二年。第二子が欲しいけれどタイミングに迷う、とこぼす彼女。話を要約すると
・仕事はしんどい。ルーティンワークでなく、常に頭を使う業務内容だから
・でも潰れない限りは今の会社で働くつもり
・今の生活はメリハリがあって気に入っている
・二人目は欲しいが、またブランクを作って戻るときのしんどさを思うと悩む
こんな感じでした。その中で、
「今さら、スーパーのレジ打ちが自分に出来るのかって思ったら、無理だと思う」
と彼女は言いました。
それを聞いていた私は、そうだよね、と共感しながら、内心では自分でも驚くほど動揺してショックを受けていました。
どうして、こんなに凹んだのか。
私がこれから仕事をしようと思ったら、そのスーパーのレジくらいしか仕事はありません。
これまでしてきた選択の延長線上に現在があって、その自分が選びとってきた「今」を後悔しているわけではありません。
そして私がもし、彼女の立場だったらきっと同じように考えたと思います。
同じく彼女が選びとってきた「今」に至るその道のりには、多大な苦労があったと思います。それでも仕事を手放さず、10年キャリアを積み重ねてきた。今さら、ルーティンワークのパート仕事なんてできない。
正社員でフルタイムで働いて、子どもも育ててって、周りの誰が聞いても「すごいね」となります。
でも、専業主婦が家事と子育てをしたところで、そりゃあなたはそれが仕事だしね、で終わるのが当たり前です。私だってそう思います。
でも、でも。
私も誰かに、いいえ、仕事もして子育てもしてすごい彼女たちに、「あなたもすごいね、ほんとにがんばってるね」と言ってもらいたいのだと思います。